Acronis True Image 2021では32bitから64bitで復元できない

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Acronis True Imageで復活できない注意すべきパソコンのバックアップ環境についてお伝えします!

これを見て自分が該当すると気づいたら壊れる前にPCを移行しましょう!

復元元PC(ThinkPad Edge E530):32bit
復元先PC(HP Probook 450 G5):32bitドライバの提供なし

今回のパターンとして、パソコンのドライバの提供状態に不一致があると復元不可能でした。

目次

結論からいうと買い替えが一番

業務で使っていて、なおかつバックアップを取っているということは利用頻度が低くても重要ということだと思います。

その環境を32bitでしか動かせない古いパソコンだったら、使い続けるという選択はやめて買い替えましょう。

ふぅたこ

今回の例だと買い換えていなかったので大変でした

以下は、サポートへの問い合わせと対応したことの記録になります。

Universal RestoreのブータブルUSB起動失敗

使っている古いPC(ThinkPad Edge E530)が故障しそうなので、HP Probook 450 G5に復元テストをすることにしました。

復元はアクロニスクラウドより通常通り行えました。
ドライバの関係か?もちろん起動しませんでした。

そこでUniversal Restoreを試そうとしたところ下記エラーが発生してうまくいきませんでした。

Starting Acronis UEFI Loader(x64) (v.1.1.36)…
Loading protected mode kernel…
Press <e> to edit kernel command line
Video mode setup error: Error 0x1480006: Invalid video framebuffer parameters.
| line info: 0xac98503a7af41d1
| $module: bootwiz_efia64
Kernel console may work incorreclty.

Acronis Accountのページから最新版のUniversal Restoreをダウンロードもしてます。

AcronisのKBを確認したが解決しない

KBを見ると、解決済みらしい。

この問題は、Acronis True Image2020で修正されています。AcronisTrueImageAdvancedまたはPremiumサブスクリプションをお持ちの場合は、無料で新しいバージョンにアップグレードできます。

もちろん最新にアップグレードしてます。

サポートに問い合わせと対応の記録

普段バックアップ取っていて、ファイル単位での復元では使うときがあったから安心してました。
今回たまたま壊れる前に、テストして気づいたけどいざって時だったらとてもまずかった。

壊れた時に同じ端末は用意し辛いからUniversal Restore使えると便利なんだけどなぁ。

問い合わせからの解答(1)Linux版からWinPE版にブータブルUSBを変更

ご利用のPC構成によっては、Linux 版で
OSを認識しないケースもございますため、
WinPE版をおすすめしております。

とのことだったので、WinPE版に変更したところブートは出来た。

WinPE版の作成については、下記の通り

  1. Windows ADK のダウンロードとインストール
    https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows-hardware/get-started/adk-install
    <ダウンロードが必要なプログラム>
    1)Windows ADK for Windows 10、バージョン 2004 のダウンロード
    2)Windows PE アドオン (ADK 用)、バージョン 2004 のダウンロード
  2. インストール完了後、Windows を再起動してAcronis True Image を起動。
  3. [ツール] → [Acronis Universal Restore] の順にクリック。
  4. 「Acronis Media builder へようこそ」画面で[次へ]をクリック。
  5. 「ブータブルメディアの種類」で「Windows PE(64-bit)」を選択し、[Create WinRE based media]を選択した状態で[次へ]をクリック。
  6. ドライバ追加画面では何も入力せず[次へ]をクリック。
  7. メディアの作成先を指定し、[次へ]をクリック。
  8. [実行]をクリックし、作成を開始。
  9. 「msahci.sys が、Windows10 で見つかりません」の表示で失敗。

問い合わせからの解答(2)不足しているドライバの追加

復元先PCの起動用のドライバをご用意いただきます。
PCメーカーやハードウェアの製造元にて、
各ドライバを入手いただけると存じます。

ご用意いただいたドライバは、USBフラッシュドライブ等の
デバイスへ保存をお願いいたします。

<ご用意いただくドライバ>
・ストレージ(HDD)コントローラドライバ
 (msahci.sys に該当するドライバ)

HPよりHP Probook 450 G5用のストレージドライバをダウンロード。

f:id:fuutaco:20210122153810p:plain

exeを解凍したら、iniやsysが入っているフォルダを見つけたが、【msahci.sys】はなし。

とりあえず該当のフォルダを、入れて自動フォルダ検索にフォルダを登録して使ってみたが、やはり同様のエラーで解決出来ませんでした。

問い合わせからの解答(3)(2)は不要なドライバの案内だった

Msahci.sys についてお調べしますと、
AMD 製チップセットの情報が出てきますが、復元先PC には、
Intel製のチップセットが搭載されているようでございます。

恐れ入りますが、復元先PCに「Msahci.sys」は不要と判断し、
引き続き他の内容を案内させていただきます。

元々HP Probook 450 G5を使っているという事は伝えてあったんですけど、色んな顧客対応してますからね。

ストレージコントローラードライバの他に、
「チップセットドライバ」も適用いただきたいと存じます。

 こちらもすでに試しているのですが、再度やってみたけどやはり変わらず。

問い合わせからの解答(4)結論としては復元不可能

復元先の「HP ProBook 450 G5」をお調べしたところ、HP社の方では、
32bit 用のドライバを用意されていない様子でございます。

バックアップ元のPCが32bit でございますので、
「HP ProBook 450 G5」へ32bit OSを復元した場合は、
「HP ProBook 450 G5」に搭載されている各デバイスの
32bit 用ドライバを適用する必要がございます。

 32bit用ドライバが無いということで、復元は無理でした。

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