Windows 10/11でAdministrators権限を消してしまった時の対処法

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Windows 11 で「Administrators」のパスワードが不明で変更したい時の解決方法にもなります。

  1. Administrators グループのパスワードがわからない。
  2. Administrator アカウントが無効のまま Administrators グループ権限のユーザーを Users グループ権限に変えてしまった場合

画像も使って解説していますので、困った時に使ってください(決して悪用はしないでください。)

目次

Administrators権限がなくなった状態の例

ふぅたこ

こんなピンチな状態でも解決できます。

ふぅたこ

手順は以下の通りです。

今回のシステム環境

  • Windows 11 Pro 64bit バージョン 22H2
  • Dell Latitude 3580 (Windows 11)
  • VMware ESXi (Windows 11)

VMware上にWindows 11をインストールする場合は下記記事の内容が必要になる場合がなります。

サインイン画面でコマンドプロンプトを有効にする

1. 修復機能を起動する

  1. サインイン画面の右下にある「電源のアイコン」をクリックする。
  2. キーボードの「Shift」キーを押したまま「再起動」をクリックする。
  3. 「Shift」キーは押したまま、黒い画面に「お待ちください」が表示されたら「Shift」キーを放します。
  4. 「オプションの選択」の画面が表示されます。

2. 修復機能のオプションの選択

  1. 「トラブルシューティング」をクリックします。
  2. 「詳細オプション」をクリックします。
  3. 「コマンドプロンプト」をクリックします。
トラブルシューティングからコマンドプロンプト

3. サインイン画面でコマンドプロンプトを使えるようにする

  1. 起動したコマンドプロンプトにnotepadと入力して、メモ帳を起動する。
notepad
コマンドプロンプトにnotepadを入力した状態
  1. メモ帳が開いたらメニューの「ファイル」をクリックし、サブメニューの「開く」をクリックします。
  1. エクスプローラーが開いたら、「PC」をクリックしてWindowsのインストール先を確認します。

4. Windowsのインストール先の確認

ふぅたこ

Windowsのインストール先の特徴は下記があります

  1. 「ローカルディスク(C:)」が「Windows(C:)」または「OS(C:)」という名前の場合。
  2. 「ローカルディスク(C:)」または「ローカルディスク(D:)」を開いた時に「ユーザー」フォルダがある。
  3. 「システムで予約済み」が表示されており、「ローカルディスク(D:)」が表示されている場合は、パスは「D:」になります。
Windowsのインストール先パスを確認する

5. Windowsのインストール先を操作する

ふぅたこ

記事では、Windowsのインストール先が(C:)としています。

  1. 4.でWindowsのインストール先がわかったら、コマンドプロンプトに戻ります。
  2. 「C:」と入力して、キーボードの[Enter]を押します。 「C:¥>」と表示されればOKです。
  1. 「cd ¥windows¥system32」と入力し[Enter]を押して「system32」に移動します。
  2. 「ren utilman.exe utilman.exe.org」と入力し[Enter]を押して「utilman.exe」の名前を変更して、バックアップを作成しておきます。
cd ¥windows¥system32
ren utilman.exe utilman.exe.org
  1. 「copy cmd.exe utilman.exe」と入力し[Enter]を押します
    ※アクセシビリティボタン(utilman.exe)の実行時にコマンドプロンプトが開くようにしています。
  2. 1個のファイルをコピーしましたと表示されれば成功です。
copy cmd.exe utilman.exe
1 個のファイルをコピーしました
  1. 「shutdown /r /t 0」と入力し[Enter]を押すと再起動されます。再起動後に次の見出しの操作に移ります。
shutdown /r /t 0

サインイン画面で Administrator を有効化する

  1. 再起動後のサインイン画面にある「簡単操作」もしくは「アクセシビリティ」アイコンをクリックします。
  2. コマンドプロンプトが開きます。
サインイン画面からコマンドプロンプトを開く

1. 無効化していたAdministratorユーザーを有効化します

  1. 「net user administrator /active:yes」と入力し[Enter]を押します。
  2. コマンドは正常に終了しました。と表示されれば成功です。
net user administrator /active:yes
コマンドは正常に終了しました。
  1. エラーが出るようであれば、入力にミスがないか確認して再度実行してください。

2. Administratorユーザーのパスワードを変更します

  1. Administratorにパスワードを設定していた場合はログインできないので、コマンドでパスワードを変更します。
ふぅたこ

記事では、パスワードをfuutaco-test1に変更しています。

  1. 「net user administrator fuutaco-test1」と入力し[Enter]を押します。
  2. コマンドは正常に終了しました。と表示されれば成功です。
net user administrator fuutaco-test1
コマンドは正常に終了しました。
  1. エラーが出るようであれば、入力にミスがないか確認して再度実行してください。
Administratorの有効化とパスワード変更
  1. 「電源ボタン」のアイコンをクリックしたメニューの「再起動」をクリックして再起動します。

3. Administratorでサインインして動作確認

  1. 再起動後、サインイン画面に「Administrator」が追加されているので、クリックしてサインインします。
  2. パスワードは 2. で設定した物になっています。
Administratorが表示されたサインイン画面

後処理

  1. コマンドプロンプトを管理者として実行します。
    ※Windowsの検索に「cmd」と入れると検索できます。右クリックで管理者として実行が選べます。
コマンドプロンプトを管理者として実行
  1. 下図のように「C:¥Users¥Administrator」と表示されていたら
  2. 「cd C:¥windows¥system32」と入力し[Enter]を押し移動します。
cd C:¥Windows¥System32
  1. 「del utilman.exe」と入力し[Enter]を押して、仮で作成した utilman.exe を削除します。
del Utilman.exe
  1. 「copy utilman.exe.org utilman.exe」と入力し[Enter]を押し、utilman.exe をバックアップから元に戻します。
copy Utilman.exe.org Utilman.exe
1 個のファイルをコピーしました
  1. これで、サインイン画面で「コマンドプロンプト」が表示できなくなり、「簡単操作」もしくは「アクセシビリティ」のメニューが表示されるように戻ります。
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